鹿児島土地家屋調査士会
【目的】
・ 建物表題登記申請をしても世間一般に対しての広報とはならない。
・ 広告などの広報は予算面や費用対効果に疑問あり(相談会などより)。
・ 3D模型を作成し法務局入り口等に掲示いただくことで、土地家屋調査士の業務範囲が既存の登記だけではなく幅広いことを広報できる。
・ 建物登記の内容や図面がどのように変化していくか未知数だが、今後ますます登記申請がオンライン化することを考えると、申請情報に3DデータをPC等で確認できるファイルを提供することにより、紙ベースの平面図のみでなく、建物を立体的に確認できればという思い。
【経緯】
・ 数年後に鹿児島地方法務局の移転が決定しており、土地家屋調査士制度制定70周年記念事業「登記創造プロジェクト」と絡めて、未来の建物登記を考えるとともに、法務局に3D模型を寄贈することとした。
・ 現在の法務局は昭和52年12月15日新庁舎竣工、昭和53年1月8日移転。
【目指すもの】
土地家屋調査士の既存業務を超えた職能や専門性をアピールすること。
【事業経過と結果】
・ 事業内容の協議
・ 令和2年10月25日ドローン測量
・ データ解析等
・ 令和2年12月23日3D模型の完成
・ 令和3年1月22日 法務局へ贈呈
【登記制度について創造されたもの】
土地家屋調査士制度制定70周年にあたり鹿児島地方法務局の土地、建物について未来の地積測量図、未来の建物図面等として様々な情報を盛り込んだ図面等の作成を検討していたのですが、本会の登記制度創造プロジェクトへの着手が遅かったため時間的に断念せざるを得ないこととなり、同時に考えていた鹿児島地方法務局庁舎の3D模型の作成、贈呈について進めることになりました。結果的には当初検討した様々な情報をQRコード等で反映させた図面の作成には至らなかったことが反省点です。
【創造されたものを活かすには】
鹿児島地方法務局は昭和53年より現在に至るまで現在の庁舎で業務を行っていますが近い将来新築される合同庁舎への移転が予定されています。
令和3年1月22日に局長、次長、総務課長、首席登記官の出席で3D模型と3D データの贈呈式を行いました。
今後、庁舎に展示していただけるようにお願いいたしました。