東京土地家屋調査士会

①GNSS測量器を用いた電子基準点設置の実証実験

【 目的 】

 都心でGNSS測量器を用いた電子基準点設置が可能かを検証すること。

 現状:コロナ禍のせいで遅れていますが、現在2周波RTY受信機ZED-F9等の必要な資材を購入し、動作確認を行いました。今後、会館内にLAN配線を行い、また、屋上にてGNSSアンテナの最適な設置位置を確認し、静置します。その後、GNSS観測を行い座標値を算出、一般に公開が出来るか検証を行います。

【 登記制度について何が創造されたか 】

 GNSS測量器を用いた電子基準点設置の実証実験

【 創造されたものを活かすには 】

 会員に対するGNSS受信機の利用の啓蒙

②バックパック型MMS(モバイルマッピングシステム)による登記所備付地図作成作業への応用可能性の検討

【 目的 】

日調連研究所との共同研究として行う。東京法務局の許可を得て14条実施地区にてバックパック型MMSの精度検証を行い、14条作業への応用可能性を検討した。

【 登記制度について何が創造されたか 】

東京法務局へ十分な精度が得られたことを報告し良好な評価を頂いた。14条作業への応用可能性を提言し、高い技術対応力のPRを行った。地籍街区先行MMS測量へも調査士が十分対応できることを証明できた。令和3年度写真測量学会秋季講演会にて発表し、国土交通省や各官公署及び測量業界等に広く技術力PR・制度広報を行った。

【 創造されたものを活かすには 】

バックパック型MMS(モバイルマッピングシステム)による登記所備付地図作成作業への応用。