熊本土地家屋調査士会

【目的】

土地家屋調査士制度制定70周年を記念して、地元の歴史的に価値のある建物に、多目的に利用できる情報(3D データ)を付加し、適正かつ安全に地位承継させるため実施しています。自然災害や不測の事故による破損や消失に遭った際、復元の際の重要なデータとなります。同時に土地家屋調査士の職能や専門性を広くアピールすることも、目的としています。

【経緯】

熊本県文化課に、熊本県内の主要な文化財をピックアップしていただき、山鹿市の八千代座に交渉し休館日にあわせて、測量を行いました。

【目指すもの】

江戸時代の建築様式を残す芝居小屋「八千代座」のデータを正確に取得し、現在の八千代座の細部にわたる情報を後世に残すことができます。
この事業を通じて、土地家屋調査士を知ってもらう機会としたい。

【事業経緯と結果】

令和2年8月12日、熊本会会員8名で山鹿市の国指定重要文化財 「八千代座」の3D測量を行いました。
令和2年11月26日八千代座の舞台上で成果データの授与式を行い、取得した3Dデータは、熊本県、山鹿市と八千代座に寄贈いたしました。最終的な成果品データを3月中に納品する予定です。